■ 母子入園とは
母子入園による早期療育指導は広島県内では当センターだけの特徴です。母子ともにご入園頂き,家庭療育に必要な知識や技術を保護者に身につけていただくことも行えます。医療センターの小児科医師は,子供の発達促進の取り組みを専門的に行っていますので一般病院では対応できない総合的な障がいの疾患を見ることが可能です。外来,病棟,若草園,若草療育園も含めセンター全体の子供達の医療を診るなかで培った経験と知識を持って保護者の方のご不安を取り除けるよう努力しております。
■ 医療体制
入園児に対しては,小児科医3人と整形外科医が医療的な精査や治療方針を立てます。さらに看護師,理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,保育士,コーディネーターとでチーム医療を行います。必要に応じてMRI,脳波,ABR,股関節レントゲン,血液検査などを行います。温水プールを利用しての訓練なども行います。
■ 看護体制
入園前は,保護者に母子入園の目的をはっきり持っていただけるよう,初回面接や初診後の相談等において母子入園の説明を行います。
入園中にはケースカンファレンス・スタッフミーティング等により情報交換を行い,個々の目標や方針についての意識統一を図り,利用者・保護者が充実した入園生活が送れるよう援助いたします。
退園前には退園後の生活や療育機関・障害福祉サービス等の利用について保護者のご要望を把握し,入園中の経過を基にカンフォレンス等で検討後,関係機関と連携しながら在宅生活の環境整備を援助いたします。
■ 保育
親子のふれあいを深めることや保護者のリラックスタイムとして,歌や手遊び・ふれあい遊びなどの指導を中心に行います。設定保育では音楽遊びや感覚遊び,スヌーズレン等を取り入れて行っております。またスポーツ交流センターを利用して遊びを中心とした水中療法も行います。
■ 母親勉強会
障がいや病気に対しての正しい知識や発達への理解を深めることを目的に,療育の進め方・健康管理・子供とのかかわり方・遊びの意義・ことばの発達・福祉制度・在宅支援事業の紹介等について,各担当スタッフの講義による療育支援を行います。また,母子入園を経験された方から子育ての経験や学校や福祉の情報などを話していただく会も実施しております。
■ 母子分離
保護者間の親睦と情報交換,及び母親のリフレッシュを目的に,1時間の母子分離を月2回行います。短時間ではあるが母親同士で過ごす時間を作ることで,それぞれの思いや悩みを話す機会を作ることもまた円滑な人間関係を築くうえで大切なことと考えております。