■ ごあいさつ
当施設の看護は,障がいを持たれた方への看護が中心になります。そのため一般の病院のように「看護師さんはいつも忙しそうに走り回っていて話を聞いてもらえない」ということは比較的少ない施設だと思います。
また手術室の看護師も外来に出て,担当患者さまがどのような状態から手術にいたるのかをつぶさに見続けられる体制になっております。しかし私たちはその日その場の処置に追われることが少ない分,一人ひとりの患者さまに接する時間を大切にしなくてはいけません。 これは忙しさの克服よりも実は大変難しいことなのだろうと思います。
重症心身障害児(者)病棟(若草療育園)では障がいによっては言葉を発することも出来なかったり,表情で何かを伝えることも難しい患者さまもいらっしゃいます。コミュニケーションをとりにくい患者さまに対し,こちらから「あなたのことを知りたい,わかりたい」とする姿勢が必要です。
当センターの看護師は真剣にひとりひとりの患者さまに向き合い,わずかな仕草や,ささやかな変化からも患者さまの様態を把握し,一生懸命その患者さまのことを考え続けるようにしております。また患者さまのわずかな変化を見逃さないようにするには,介護や療法士たちとのチームワークと連携も大切になってまいります。
医療,看護,福祉を取り巻く環境が大きく変わる時代ではありますが,一人の医療従事者として,どのような場面でも相手を自分の大切な人として関わりたいという気持ちだけは変えずに持ち続けようと思います。そして「あなたを見ている」ことを,看護部としていつまでも大切にしていきたいと考えております。
■ 看護部理念
利用者中心に,質の高い心あたたまる看護の提供を目指します。
基本方針
1)地域と連携した看護を推進します。
2)看護者の倫理綱領を遵守し,一人ひとりの利用者の生命と権利を大切に,個々
のニーズに応じた安全で安楽な,安心できる看護の提供をめざします。
3)十分な説明に基づいた看護を提供します。
4)職業人としての自覚を持ち自己研鑽に努めます。
5)看護業務の円滑,かつ効果的・効率的な遂行により,健全な施設経営に参画し
ます。